ヤマハ(YAMAHA)スネアドラム SD-965Mです。1980年代に販売されていたスチールシェルのスネアで、10テンション、14x6.5インチシェル、スチールプレスフープ、スネアワイヤー全面当たり、左右2ケ所スネアワイヤー当たり調整ストレイナーを備えています。音色は「ザ・スチール」という印象で、6.5インチの深胴サイズのため中音域が強めで、倍音(共鳴音)が豊かな印象ですが、ローピッチでは「ダスッ!」的な昭和っぽい音が楽しめます。スチールの深胴はチューニングが決まり難いと仰る方もいらっしゃいますが、その暴れ感を楽しむ事もスチールの魅力の1つだと思いますし、リングミュートなどと組み合わせるとこれまた素敵な音色です。SD-965M の特徴の1つはスネアワイヤーの全面当たり機能で、最近のスネアドラムにはあまり見かけないタイプです。全面当たりとは、スネアワイヤーがボトムヘッドのみならずフープにも接触する機能で、細微なスティックワークでもスネアワイヤーの反応が良いと言われており、当時は上位モデルに備わっていました。全面当たりは外観・フォルムがメカメカしいのも魅力の1つで、ストレイナーがゴツくて末広がりの様な容姿はとてもカッコ良いです。スネアワイヤーは、パール製の新品を装着しています。80年代の国産金属スネアは、ヤマハは特にしっかりとした作りで、現行モデルの「SSS1455・1mm厚スチール」を試奏した事が有りますが、全く別の鳴りです。当時のヤマハカタログにSD-965Mの明確なシェル厚の記載は有りませんが、1.4-1.6mm厚くらいは有ると思われます。(個人的な推測です)細かい部分ですが、テンションボルトのワッシャーは、防振ゴムとのハイブリッドタイプに換装しております。共鳴音が金属のみのワッシャーと比較すると、マイルドになると言われて変えました。私的には気のせいレベルの違いでしたが、見た目がカッコよくなりました。チューニングが決まりやすくなった気もします。保存状態は良好で、特にシェルのメッキ部分は、現存するこの年代のメタルシェルの中でもとても綺麗だと思います。上下両へッドは交換をおすすめします。その他状態は画像にてご判断頂くか、気になる点が御座いましたらご質問ください。MADE IN JAPAN 日本製です。
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